平尾のエリアマーケティング
【平尾の基本情報】
南北は平尾駅から薬院駅南のエリアまで直線距離で約1km、東西は平尾駅から平尾大池の交差点までの直線距離約1.4kmのエリアで、薬院駅側から1丁目、平尾駅側に2丁目、福岡中央高校側が3丁目、そこから西に向かって4丁目、5丁目と位置しています。
【平尾ってどんなところ?】
薬院駅付近から平尾大池までの比較的広い面積を持つエリアで、商業地とオフィス街と住宅街が混在するエリアです。
薬院、高宮、白金と接しており、その境目は多くの人の認識としては曖昧であると思います。
一般的に平尾というと、平尾駅周辺から平尾大池までの範囲で認識していることが多いでしょう。
地域学区の学力が高いこと、天神への交通のアクセスが良く距離も近いことでファミリー層も単身者も住みやすく、住宅街エリアには緑地が多いためゆったりとした雰囲気があり居住地区として人気が高いエリアです。
住宅街と商業区がきれいに分かれていいて、エリア西側に住宅街があり、駅周辺、高宮通り、県道555号線、筑肥新道にオフィス、商業地が広がります。
それぞれの割合としては、エリアの約6~7割は住宅街で営業地候補とできるのは約3~4割程度となります。
薬院や天神、博多駅と比べて家賃相場が安い傾向にあり、土地柄から地域密着の個人経営飲食店が多いエリアです。
名店も数多くあり、このエリアで名店となりブランド力を高めた上で他の地域で店舗展開をしていくこともあります。
縦方向に伸びる高宮通りと横方向に伸びる県道555号線と筑肥新道がエリアの主要道路で交通量、歩行者通行量ともに非常に高く商業的需要の源泉となっています。
中央区の中では薬院に次いで人口が多く1万3千人を超える人口があります。(平成27年7月のデータ)
天神に近い都市部のため、付近の住民は徒歩、自転車での移動が多く、駅周辺、主要道路周辺の人通りのある場所で駐車場なしの店舗を構えるのがスタンダードと言えそうです。
【平尾の交通アクセス】
西鉄平尾駅から天神まで約5分でアクセスの良いエリアです。
西鉄大牟田線がメインの交通手段ですが、博多駅へは百年橋通りを経由するルートのバスがあり、また高宮通り~大正通りを経由する薬院・赤坂・天神方面のバスも本数が多くスタート位置によっては平尾駅に行くよりもバスに乗った方が近いこともあります。
【平尾の人通りについて】
下の地図では平尾の歩行者数の分布を色で表わしてみました。
(赤>濃ピンク>薄ピンクで歩行者数を表しています)
駅やメイン道路周辺のみ人通りがある、非常に把握しやすい人通り分布となっています。
薬院駅周辺エリアが最も人通りが多く、高宮通りに繋がる川沿い道路および西鉄高架下にも一定の人通りがあります。
また、平尾駅周辺、高宮通り、県道555号線、筑肥新道に人通りがあります。
上記であげた周辺以外は人通りがガクンと落ちますので注意する必要があります。
【平尾の狙い目】
まず、薬院駅、平尾駅周辺が狙い目として考えられると思います。
集客がしやすいので、もちろん候補になってくると思いますが、家賃が非常に高い場合が多いです。
中には平尾駅周辺で坪当り2万円に迫る価格の物件がありますが、この賃料帯だと多くの業態において苦戦を強いられると思います。
基本は住宅街で「ゆったり長く」というエリアなので、1席あたりの売上も都市部と比べると当然下がります。
坪当り家賃は1万円くらいの路面店で集客が見込める物件、というのが狙い目となります。
この条件に当てはまりやすいのは、県道555号および筑肥新道沿いの物件です。
平尾駅から離れすぎると集客が難しくなってきますが、その分家賃を落としたりすることができるケースが多いです。
住宅街エリアの客単価は低めのため、皆が狙いやすい駅周辺や高宮通り沿いからは少し外して、条件良く入居できる物件が狙い目となります。
ここで、皆様の参考になりそうな平尾地区で人気のお店をご紹介します。
・ブッチャー(ステーキ)
・メルモーゾダドロカワ(イタリアン)
・焼鳥の六角堂(焼鳥)
・味のかつえだ(ちゃんぽん、とんかつ)
・モンド(イタリアン)
・La Boucherie S(鉄板焼)
・博多水たき元祖 水月 本店(水炊き)
・あずり(焼鳥、ピザ)
・セ・トレボン(パン屋)
・いい日とん勝(とんかつ)
・鮨 麻生 平尾山荘(寿司)
・ふらごはん(定食)
・まるげん(ラーメン)
・ピース餃子(餃子)
・煮こみ(ホルモン)
『博多水たき元祖 水月 本店』
HP↓
http://www.suigetsu.co.jp/
食べログ↓
https://tabelog.com/fukuoka/A4001/A400104/40000007/
福岡市中央区平尾3丁目16-14
高宮通り沿いの西鉄薬院駅と平尾駅の中間くらいにある日産プリンス福岡から細い路地に入ったところにある一軒家のような外観です。
博多水炊きと言えば、いろは、華味鳥、とり田、長野…など数多く有名店はありますが、こちらは明治38年創業の【博多水炊き】発祥のお店です。
英国風のコンソメスープと中華スープからヒントを得て考案された水炊きスープは、最初は骨付き肉のみのあっさりとしたスープから野菜を加えてお肉+野菜の旨味が染み出し、ミンチときのこ類でさらにうまみ成分をアップ、ごはん(もしくは素麺)を入れて他の具材から出た旨味をたっぷり吸わせてからいただくという段階ごとに味が変わり、付きっ切りで給仕してくれる仲居さんからスープを出されるたびにどんな味になっているのか楽しみになってしまいます。
また、具材につけるポン酢も自家製で、手搾りの橙を1年以上熟成させおり、老舗ならではの研究とこだわりが感じられます。
このポン酢に感動して飲み干してしまう人も多いようです。
『ふらごはん』
食べログ↓
https://tabelog.com/fukuoka/A4001/A400104/40002702/
福岡市中央区平尾2丁目17-21山荘小路
平尾駅から高宮通りに出て平尾郵便局の北側の交差点を西に入り、川を渡って一つ目の交差点を右に曲がり次の交差点の手前にこじんまりとした飲食店が集まった一角があります。
長屋を改装して作られた小さな飲食店街で、住宅地の中にあるため非常にゆったりとした田舎に来たような雰囲気が漂うのですが、派手ではないアンティーク系のオシャレさをもったお店が並んでいます。
その中のひとつが『ふらごはん』で、電話番号非公開のランチのみの定食屋さんです。
店内はフレンチカントリーっぽい空間で女子ウケがいい内装になっており、1.5坪くらいに集約されたキッチンの調理器具の収納もオシャレで、自宅でも参考にできそうな感じになっています。
料理はハンバーグやチキン南蛮、コロッケなど、意外とガッツリ系のイメージの料理名が並びます。
しかし、メインの他についてくる10種類くらいの旬の野菜で作られた惣菜プレートが他の定食屋さんとは異なり、油ものメニューでも健康的な印象になります。
料理が盛られているのは特徴のあるものやおしゃれな器ではなく白のシンプルなお皿なのですが、惣菜プレートと雑穀米の色が映えており、お店のフレンチカントリーの雰囲気とマッチして、写真映えもよくなっています。
ここのお店が人気な秘訣は、写真映えする点だけでなく、10種類の副菜を作るというのは作り置きしておくかファミリーであれば、(面倒なのは言うまでもありませんが…)まだ可能です。
しかし一人暮らしにとってはそれだけの食材を揃えるだけでも大変なのに、下ごしらえして、調理するというのは難しいのは言うまでもありません。
元々料理が好きな人にとっては楽しい作業でしょうが、面倒だと思っている人がほとんどです。
飲食店の原点ともいえることですが、特別なメニューがなくても“手間”に対価を払っているということを改めて実感するお店ではないでしょうか。
【最後に…】
いかがでしたでしょうか。
全国的な知名度はないけれど、意外と名店ぞろいの平尾をご紹介してまいりました。
小~中規模の物件が多く、個人経営する場合は家賃だけでみると非常に魅力的なエリアです。
しかしながら、平尾は薬院以上に交通アクセスが弱いところから、“わざわざ行く”という雰囲気が出やすい地域でもあります。
近所の人や知人などで集客可能な方にはオススメですが、平尾の物件選びは立地によってかなり差があるため慎重になった方がいいと言えます。
南北は平尾駅から薬院駅南のエリアまで直線距離で約1km、東西は平尾駅から平尾大池の交差点までの直線距離約1.4kmのエリアで、薬院駅側から1丁目、平尾駅側に2丁目、福岡中央高校側が3丁目、そこから西に向かって4丁目、5丁目と位置しています。
【平尾ってどんなところ?】
薬院駅付近から平尾大池までの比較的広い面積を持つエリアで、商業地とオフィス街と住宅街が混在するエリアです。
薬院、高宮、白金と接しており、その境目は多くの人の認識としては曖昧であると思います。
一般的に平尾というと、平尾駅周辺から平尾大池までの範囲で認識していることが多いでしょう。
地域学区の学力が高いこと、天神への交通のアクセスが良く距離も近いことでファミリー層も単身者も住みやすく、住宅街エリアには緑地が多いためゆったりとした雰囲気があり居住地区として人気が高いエリアです。
住宅街と商業区がきれいに分かれていいて、エリア西側に住宅街があり、駅周辺、高宮通り、県道555号線、筑肥新道にオフィス、商業地が広がります。
それぞれの割合としては、エリアの約6~7割は住宅街で営業地候補とできるのは約3~4割程度となります。
薬院や天神、博多駅と比べて家賃相場が安い傾向にあり、土地柄から地域密着の個人経営飲食店が多いエリアです。
名店も数多くあり、このエリアで名店となりブランド力を高めた上で他の地域で店舗展開をしていくこともあります。
縦方向に伸びる高宮通りと横方向に伸びる県道555号線と筑肥新道がエリアの主要道路で交通量、歩行者通行量ともに非常に高く商業的需要の源泉となっています。
中央区の中では薬院に次いで人口が多く1万3千人を超える人口があります。(平成27年7月のデータ)
天神に近い都市部のため、付近の住民は徒歩、自転車での移動が多く、駅周辺、主要道路周辺の人通りのある場所で駐車場なしの店舗を構えるのがスタンダードと言えそうです。
【平尾の交通アクセス】
西鉄平尾駅から天神まで約5分でアクセスの良いエリアです。
西鉄大牟田線がメインの交通手段ですが、博多駅へは百年橋通りを経由するルートのバスがあり、また高宮通り~大正通りを経由する薬院・赤坂・天神方面のバスも本数が多くスタート位置によっては平尾駅に行くよりもバスに乗った方が近いこともあります。
【平尾の人通りについて】
下の地図では平尾の歩行者数の分布を色で表わしてみました。
(赤>濃ピンク>薄ピンクで歩行者数を表しています)
駅やメイン道路周辺のみ人通りがある、非常に把握しやすい人通り分布となっています。
薬院駅周辺エリアが最も人通りが多く、高宮通りに繋がる川沿い道路および西鉄高架下にも一定の人通りがあります。
また、平尾駅周辺、高宮通り、県道555号線、筑肥新道に人通りがあります。
上記であげた周辺以外は人通りがガクンと落ちますので注意する必要があります。
【平尾の狙い目】
まず、薬院駅、平尾駅周辺が狙い目として考えられると思います。
集客がしやすいので、もちろん候補になってくると思いますが、家賃が非常に高い場合が多いです。
中には平尾駅周辺で坪当り2万円に迫る価格の物件がありますが、この賃料帯だと多くの業態において苦戦を強いられると思います。
基本は住宅街で「ゆったり長く」というエリアなので、1席あたりの売上も都市部と比べると当然下がります。
坪当り家賃は1万円くらいの路面店で集客が見込める物件、というのが狙い目となります。
この条件に当てはまりやすいのは、県道555号および筑肥新道沿いの物件です。
平尾駅から離れすぎると集客が難しくなってきますが、その分家賃を落としたりすることができるケースが多いです。
住宅街エリアの客単価は低めのため、皆が狙いやすい駅周辺や高宮通り沿いからは少し外して、条件良く入居できる物件が狙い目となります。
ここで、皆様の参考になりそうな平尾地区で人気のお店をご紹介します。
・ブッチャー(ステーキ)
・メルモーゾダドロカワ(イタリアン)
・焼鳥の六角堂(焼鳥)
・味のかつえだ(ちゃんぽん、とんかつ)
・モンド(イタリアン)
・La Boucherie S(鉄板焼)
・博多水たき元祖 水月 本店(水炊き)
・あずり(焼鳥、ピザ)
・セ・トレボン(パン屋)
・いい日とん勝(とんかつ)
・鮨 麻生 平尾山荘(寿司)
・ふらごはん(定食)
・まるげん(ラーメン)
・ピース餃子(餃子)
・煮こみ(ホルモン)
『博多水たき元祖 水月 本店』
HP↓
http://www.suigetsu.co.jp/
食べログ↓
https://tabelog.com/fukuoka/A4001/A400104/40000007/
福岡市中央区平尾3丁目16-14
高宮通り沿いの西鉄薬院駅と平尾駅の中間くらいにある日産プリンス福岡から細い路地に入ったところにある一軒家のような外観です。
博多水炊きと言えば、いろは、華味鳥、とり田、長野…など数多く有名店はありますが、こちらは明治38年創業の【博多水炊き】発祥のお店です。
英国風のコンソメスープと中華スープからヒントを得て考案された水炊きスープは、最初は骨付き肉のみのあっさりとしたスープから野菜を加えてお肉+野菜の旨味が染み出し、ミンチときのこ類でさらにうまみ成分をアップ、ごはん(もしくは素麺)を入れて他の具材から出た旨味をたっぷり吸わせてからいただくという段階ごとに味が変わり、付きっ切りで給仕してくれる仲居さんからスープを出されるたびにどんな味になっているのか楽しみになってしまいます。
また、具材につけるポン酢も自家製で、手搾りの橙を1年以上熟成させおり、老舗ならではの研究とこだわりが感じられます。
このポン酢に感動して飲み干してしまう人も多いようです。
『ふらごはん』
食べログ↓
https://tabelog.com/fukuoka/A4001/A400104/40002702/
福岡市中央区平尾2丁目17-21山荘小路
平尾駅から高宮通りに出て平尾郵便局の北側の交差点を西に入り、川を渡って一つ目の交差点を右に曲がり次の交差点の手前にこじんまりとした飲食店が集まった一角があります。
長屋を改装して作られた小さな飲食店街で、住宅地の中にあるため非常にゆったりとした田舎に来たような雰囲気が漂うのですが、派手ではないアンティーク系のオシャレさをもったお店が並んでいます。
その中のひとつが『ふらごはん』で、電話番号非公開のランチのみの定食屋さんです。
店内はフレンチカントリーっぽい空間で女子ウケがいい内装になっており、1.5坪くらいに集約されたキッチンの調理器具の収納もオシャレで、自宅でも参考にできそうな感じになっています。
料理はハンバーグやチキン南蛮、コロッケなど、意外とガッツリ系のイメージの料理名が並びます。
しかし、メインの他についてくる10種類くらいの旬の野菜で作られた惣菜プレートが他の定食屋さんとは異なり、油ものメニューでも健康的な印象になります。
料理が盛られているのは特徴のあるものやおしゃれな器ではなく白のシンプルなお皿なのですが、惣菜プレートと雑穀米の色が映えており、お店のフレンチカントリーの雰囲気とマッチして、写真映えもよくなっています。
ここのお店が人気な秘訣は、写真映えする点だけでなく、10種類の副菜を作るというのは作り置きしておくかファミリーであれば、(面倒なのは言うまでもありませんが…)まだ可能です。
しかし一人暮らしにとってはそれだけの食材を揃えるだけでも大変なのに、下ごしらえして、調理するというのは難しいのは言うまでもありません。
元々料理が好きな人にとっては楽しい作業でしょうが、面倒だと思っている人がほとんどです。
飲食店の原点ともいえることですが、特別なメニューがなくても“手間”に対価を払っているということを改めて実感するお店ではないでしょうか。
【最後に…】
いかがでしたでしょうか。
全国的な知名度はないけれど、意外と名店ぞろいの平尾をご紹介してまいりました。
小~中規模の物件が多く、個人経営する場合は家賃だけでみると非常に魅力的なエリアです。
しかしながら、平尾は薬院以上に交通アクセスが弱いところから、“わざわざ行く”という雰囲気が出やすい地域でもあります。
近所の人や知人などで集客可能な方にはオススメですが、平尾の物件選びは立地によってかなり差があるため慎重になった方がいいと言えます。